国際学会で発表してみた
先日海外で英語で発表する機会を得ましたので、感じたことや今後の対策をまとめました。
どのように事前準備していったかについてはこちらの記事をご覧ください。
●時差ボケがつらい
今回の会場は日本との時差が8時間。現地時間で昼過ぎになると、日本時間では深夜になります。午後の発表を聞いている時も夜の食事会の時も、日本では夜に当たるので、半分くらい脳が寝てる状態でした。
わたしの発表は到着してから4日目だったので、少しは時差に慣れてきて体調もましになりましたが、到着してすぐ発表だったらと思うと恐ろしいです~
機内で現地時間の生活に合わせて睡眠をとるとか、バスタブがある宿をしっかり予約して、夜はお風呂にじっくりつかって体を休めるとか、窓がちゃんとある部屋を予約して朝は太陽光を浴びるとか、アロマを焚くとか、体に負担をかけないようにして乗り切りましょう(ᵔᴥᵔ)
本当は開始の2.3日前に到着して体を慣らすのが望ましいですね。
●やっぱり英語がまだまだ....
時差ボケもあったのかもしれませんが、英語ができなくてつらい~と感じることが多くありました。
今後の課題と対策を下にまとめました。
★会話力をつける
学会では発表も大事ですが、発表以外でのコミュニケーションも重要ですよね。発表自体は原稿を事前に用意していけますが、発表の合間のコミュニケーションについてはなんの話になるか予測不可能です。毎日英会話のレッスンで日常会話の練習はしていますが、
・乾杯の挨拶
・扉を開けて待ってもらったときのやりとり
・開会挨拶
・久しぶりに会った人へのあいさつ
など、スカイプ英会話だけでは経験することのないシチュエーションが多くあり、こういうときはどういう言い回しが適切なのか、、と思ってもとっさには言葉が出てこないことが何度もありました。
→特定のシチュエーションで使われる言い回しを覚えるために、
ドラマを字幕付きでみながら、様々なシチュエーションに対応できるようにする
→発信する力をつける、長い文章を言えるようになる
日本では聞き役に徹したほうがいい評価が得られる場合もありますが、海外ではただ聞いているだけだと永遠に自分が話す順番が回ってこないことも・・・。
日本語であっても、積極的に会話の中で発信する練習をしようとおもいます。
★長い文章を聞いて理解する力をつける
プレゼンを聞いていると、結局なんの話だったのか、話が追えなくなってしまうことが多く、苦労しました。
➡︎聞き流すのではなく、スライドの区切りなどで「ここまでは〇〇の話。つぎからは〇〇の話。」など、まとめながら聞いていく練習をするのが効果的かもしれません。
会話ではなく一方的に講義形式で話す英語を聞く練習が必要だと思います。
アプリの「iTunes U」を使用すると、世界中の大学の講義や講演会、シンポジウムを無料で聞くことができます。アカデミックな講演を聞く練習にはとても便利です。
★さまざまな国のアクセントを聞くことに慣れる
さまざまな国からの発表を聞きましたが、自分の馴染みのないアクセントでの発表はさらに理解が難しくなります。
わたしの場合はアメリカアクセントが一番聞き慣れているのですが、アフリカのアクセント、イギリスのアクセント、日本のアクセントも難しく感じます。今後はさまざまな国のアクセントにポッドキャストやアニメを使用して触れて行こうと思います。
最後に、今回最も勉強になったことは「発表はしたほうがいい」ということです。以前同じ学会に参加のみしたことがありましたが、なかなかコミュニティに入っていくのは難しかったです。今回発表をしてみると、発表後に20人くらいの方に話しかけていただきました。みんなもわたしを知っているし、話しかけた時の会話も弾みやすく、コミュニティケーションが円滑になります。
英語が苦手な人にとっては英語で発表するのはハードルが本当に高いのですが、やってみる価値はあります。
自信もつきます。
ぜひ挑戦してみてください!
You must try it!